婚約指輪の定番がダイヤなのはなぜ?

婚約指輪とか結婚指輪にはダイヤモンドが定番となっていますが、実のところダイヤでなければいけないというルールはありませんし、そう決まっているわけでもありません。

しかしみなさんもご存じのように、「ダイヤには永遠の輝き」という意味があり、数ある宝石の中でももっとも硬い宝石とされています。

ふたりの愛を表現したり誓ったりするうえでこれほどピッタリとした意味を持つジュエリーというのはないでしょう。

たとえばダイヤではなくプラチナでも十分ですし、誕生石やイエローゴールド、ピンクゴールドのようなゴールド系の指輪を婚約指輪・結婚指輪とするカップルもいます。

要するにエンゲージリングやマリッジリングというのは、永遠の愛を誓いあう“約束の形式”であり、象徴に過ぎないのです。

強いて言えば16世紀ごろの古代ローマ、イタリアのヴェネツィアで見つかった古文書(婚姻証明のようなもの)に、永遠の固い絆をあらわす宝石としてダイヤを贈るといった記述があり、それを契機としてダイヤが婚約指輪に使われるようになったという説が残されています。

女性でも男性でも、選ぶ基準はあくまでも“自分自身の価値観”にあり、ふたりの思いが大切です。

たとえば婚約指輪を単体で考えるのではなく、セットリングで婚約指輪と結婚指輪の双方をお互いの指に着けておこうという慣習も、ダイヤの慣習にくらべるとかなり新しくなってから定着したものです。

昔は王侯貴族たちが財力を結婚の前提としていましたから、歴史的にそれらの儀式をみていくと、結婚までに考えられないほどの手続きを踏み、その度に結婚相手に愛の結晶となる宝物を贈ってきました。

現代では儀式のステップも内容も簡素化され、形としてそれが継承されているに過ぎません。

そのように割り切って考えれば、婚約指輪の購入に際して、素材やデザイン、価格などの面でかなりの幅がもてます。

パワーストーンと呼ばれる誕生石に少しだけダイヤをあしらったような婚約指輪にも人気があり、これをお互いの誕生石にしてセットリングにアレンジしているカップルもいます。

ダイヤが使われていれば、どんな指輪であっても鑑定書が付いていますから、必ずグレードだけは確かめておきましょう。

カットの技法や透明度などもそれでわかるようになっています。

ある意味では宝石としての価値がそれで決定づけられてしまいますから、後になって後悔しないためにも、その点だけは納得してから購入しましょう。

もう1つ、ブライダルリングを選ぶ際は、必ず宝石店などの専門ショップに行って、自分の目で確認し、店員などから直接その商品の情報を細かく聞き出すように心がけましょう。

知識が身に付いたり、見る目が養われたり、何よりいい思い出になります。