安価なダイヤでも十分な輝きはある?

ダイアモンドは光の屈折によってダイヤの内部に集められた光が外に放出されます。

その結果、キラキラとした美しい輝きが生まれます。

誰でもわかることだと思いますが、光の屈折によるのであれば、ダイヤにたくさんの面をつくったほうが、屈折する回数が多くなり輝きは幻想的な美しさへと昇華されるはずです。

現在において最高の輝きとされるカット技法はブリリアントカットと呼ばれるもので、ダイヤ表面につくられたカットの角度によって、光がすべてダイヤの内側に集められるように計算されています。

実に58もの面で構成されたもので、女性であれば一度は指にハメてみたい婚約指輪と憧れる最高峰の技法です。

ではダイヤの輝きはブリリアントカットを施した高価なものでなければ、美しい、満足のいく輝きは得られないのでしょうか。

10万円、20万円、50万円といった程度では、ダメなのでしょうか。

結論から言えば決してそのようなことはありません。

ブリリアントカットというのは、数ある技法の中の1つであり、ダイアモンドのカット技法というのは、他にも多くの技法があります。
ダイヤモンドのカットのついて:http://www.4cs.gia.edu/JA-JP/diamond-cut.htm

同じブリリアントカットでも、婚約指輪や結婚指輪として圧倒的な人気を有しているハート形のものには、「ハート・シェープ・ブリリアントカット」という技法が用いられています。

楕円形の婚約指輪には「オーバル・ブリリアントカット」が用いられています。

婚約指輪・結婚指輪として多くの女性から支持を集めているのは、このハート形と楕円形の2種類です。

ダイアモンドを四角くカットしたものは「スクエア・エメラルドカット」などと呼ばれていますが、敢えて順位をつけるとしたらこのスクエアが第3位といった感じでしょうか。

ダイヤは、「カットグレード」という呼称で等級が決まり評価されています。

基準としては最高級のエクセレセント(Excellent)にはじまり、ベリーグッド(Very Good)、グッド(Good)、フェア(Fair)、そしてプアー(Poor)の5段階です。

鑑定書などにはこの等級が明記されています。

またカットの総合評価をする「プロポーション」も判断するうえでは重要なポイントになります。

このほかにも表面の研磨状態を評価する「ポリッシュ」などがありますが、一般の人が婚約指輪や結婚指輪を買うために知っておくべき要素としては、5段階の評価とプロポーションで十分です。

ジュエリーとして指にハメる宝石は、どのようなものでも最高の輝きを放って欲しいものですが、予算や価格の高低に関わらず、商品となるものは絶妙なカット技法で“宝石の輝き”が導き出されています。

価格が安いからといって極端に品質が劣るものでもありません。

ブランドやデザインを追い求めるのも楽しい作業ですが、ときにはカットにこだわった目線で透明度や輝きの違いを見比べてみましょう。