東京の質屋は競争相手が多くて経営が難しい?

競争相手の多い東京の質屋の現状は他県と比べ、縮小傾向にあることは否めません。

ですがマイナスなことしか話題がないというわけでもありません。

周辺の事情を含め、実感をお話ししておきましょう。

◇オークションやスマホでの取引き増加で危機?

現代は、オークションやリサイクルショップの台頭で、個人が自由に中古品取引きをする機会が増えました。

モノの売り買いがスマホ1つで簡単にできる世の中になって、質屋の存在はどうなってしまうのだろうと危惧する声もあります。

東京には質屋を統括する質屋連盟のような組織があって、合同即売会を開催する頻度も高いようです。

つまり言い方をかえればモノの一大消費地でもありますが、それでも流通量は減少傾向にあるのだとか、心配ではあります。

◇駅近出店&対面リアル感がウケて新規客増加。

かつては住宅街の中にあって暮らしと密実一体だった質屋も、いまでは駅前とその周辺エリアに出店攻勢をかけ、巻き返しの一歩を加速させています。

駅前立地への進出は資本力がなければむずかしいですが、そこは老舗が多い質屋どうしの知恵を絞って、生存競争の激しい東京でもきちんと上昇気流に。

対面でなければ味わえない店側スタッフとのリアルな価格交渉感覚や納得感の大きさがウケて、若い新規顧客の取り込みにも成功しています。

◇質屋にしかない目利き力と質草なので取り戻せるという安心感が、オークションやリサイクルショップにはない強みです。

オークションサイトやリサイクルショップの台頭で質屋は沈没してしまうのではないかと心配する向きもありますが、質屋には質屋にしかない強みがあります。

大切なものでも質草であれば取り戻せる安心感もその1つ。

徐々にそうした便利さや強みが浸透しはじめています。